術式
サファイアFUE植毛
要点サファイアFUEは、0.6〜0.8mmのマイクロパンチで採取したグラフトを、サファイア製のブレードで開けたスリット状の穴へ植え込む術式です。ブレードの形状が刃先の鋭さと切開断面を変えるため、同じ面積により高い密度で配置しやすく、組織のダメージが抑えられます。1日6〜8時間の施術で、最終的な仕上がりは12〜18か月後です。
基本データ
- 術式の分類
- FUE(毛包単位採取)
- 使用器具
- サファイアブレード
- パンチ径
- 0.6 〜 0.8 mm
- 目標密度
- 45〜55グラフト/cm²
- 1回あたりのグラフト数
- 2,000〜4,500株
- 手術時間
- 6〜8時間・1日で完了
- 得意とする範囲
- 広い面積のカバー
- イスタンブール滞在
- 3泊
- 最終的な仕上がり
- 12〜18か月
- 施術者
- 提携医療機関の医師
サファイアFUE
サファイアFUEとは
サファイアFUEは、独立した新しい植毛法ではありません。FUE(毛包単位採取)の植え込み工程で使う刃を替えた術式です。グラフトの採取方法はFUEと同じで、後頭部・側頭部から0.6〜0.8mmのマイクロパンチで1株ずつ取り出します。
違いは、その次の工程にあります。移植部位にはグラフトを収めるための小さな切開(スリット)を作りますが、この切開に従来の金属製メスではなく、サファイアという単結晶コランダムから削り出したブレードを用います。
宣伝上「サファイア」という語が宝石の連想で使われることがありますが、実際に効いているのは素材の性質です。サファイアは金属より高い硬度を持つため、より鋭く、より薄い刃先を安定して保てます。刃先が鋭いほど切開の断面がきれいになり、周囲の組織に加わる負荷が小さくなります。
比較
通常のFUEと何が違うのか
金属メスは基本的に「U字」に近い断面の切開を作ります。サファイアブレードは「V字」に近い断面を作れるため、同じ幅でも組織の押し広げが少なくなります。この差が実際に効いてくるのは、次の三点です。
- 密度:切開が小さいほど、切開と切開の間隔を詰められます。目標密度45〜55グラフト/cm²を、組織への負担を抑えたまま狙いやすくなります。
- 角度と方向:刃先が安定しているため、生え際の浅い角度でも意図した方向に切開を作れます。自然さを決めるのは密度よりむしろこの角度です。
- 回復:切開断面が小さいほど、かさぶたと赤みが引くまでの期間は短くなる傾向にあります。
誇張しないための注記
サファイアブレードは道具です。仕上がりを決めるのは、生え際の設計と、グラフト1株ごとの角度・方向・深さを揃える手技です。同じブレードを使っても、チームが違えば結果は違います。器具の名前で選ぶのではなく、誰がどこで行うのかで選んでください。
| サファイアFUE | DHI | |
|---|---|---|
| 採取 | 0.6〜0.8mmパンチ | 0.6〜0.8mmパンチ(同じ) |
| 植え込み | 先に切開、その後グラフトを配置 | インプランターペンで一動作 |
| 得意な範囲 | 広い面積のカバー | 生え際・既存毛の間の増毛 |
| 刈り上げ | 通常は刈る | 刈らない施術に向く |
| 1回の目安 | 2,000〜4,500株 | 1,500〜2,500株 |
施術の流れ
サファイアFUEはどう行われるか
以下は全体の順序です。実際の施術は提携医療機関で、その医療機関の医師によって行われ、詳細はお一人ごとの計画によって変わります。
-
01渡航前
写真診断
頭頂部・正面・側面・後頭部の4枚をお送りいただきます。ドナー部位の余力、薄毛の進み方、サファイアFUEが適するかどうかを医師が判断します。
-
021日目
来院・設計
血液検査を行い、生え際をお顔の比率とご年齢に合わせて描きます。グラフトの配分を決め、ご本人の同意を得るまで次に進みません。
-
032日目・午前
グラフト採取
後頭部・側頭部から0.6〜0.8mmのマイクロパンチで1株ずつ採取し、顕微鏡下で選別して冷却保存液に保管します。
-
042日目・午後
スリット作成
サファイアブレードで、移植部位に角度・方向・深さを決めた切開を作ります。生え際は特に浅い角度で作ります。
-
052日目・午後
植え込み
作った切開へ1株ずつグラフトを配置します。1本毛グラフトを最前列に、複数本毛グラフトを後方に置くことで密度と自然さを両立させます。
-
063日目
初回洗髪と帰国
初回の洗髪を実際に行いながらお見せし、アフターケア用品と書面の指示をお渡しして空港へお送りします。
無料診断
ご自身のドナー量はどれくらいか
4枚のお写真をお送りいただければ、ドナー部位の余力、必要なグラフト数の目安、適した術式、該当するパッケージをお返しします。費用はかからず、ご依頼があるまで何も予約しません。
無料の事前診断
個別診断を始める
お電話番号をご記入ください。コーディネート担当より折り返しご連絡いたします。
- 保健省認可の提携医療機関
- 認可番号 AK-0604(照会可能)
- 渡航前に施設名を書面でご案内
- サファイアFUE・DHI
- 空港送迎・ホテル・移動手配
- 術後1・3・6・12か月のフォローアップ
適応
サファイアFUEが向いているケース
向いているケース
- 前頭部から頭頂部まで、広い面積をまとめてカバーしたい
- ドナー部位の密度が保たれていて、必要な株数を1日で確保できる
- 刈り上げに抵抗がない(あるいはすでに短髪である)
- 既存毛が少ない範囲に、高い密度で新しく作り直したい
向かないケース
- 残っている髪を刈りたくない — この場合はDHIが選ばれます
- 既存毛の隙間だけを埋めたい — 切開時に既存毛を傷つける危険があります
- ドナー部位もびまん性に薄くなっている — 移すべき髪がありません
- 薄毛の進行が速く、原因も定まっていない — まず原因の確定が先です
広い面積を一度に覆う設計では、サファイアFUEが第一選択になることが多くなります。反対に、DHIは既存毛の間に植える場面と、刈らない施術で強みを発揮します。どちらが適するかは、ドナー部位を実際に見た医師が判断します。
術後
術後の経過
| 時期 | 起きること |
|---|---|
| 2〜4日目 | 額のむくみが出ることがあります。自然に引きます |
| 〜10日目 | 移植部位のかさぶたが、指示どおりの洗髪で自然に取れます |
| 2〜8週目 | 移植毛が一度抜けます(脱落期)。毛根は残っています |
| 3〜4か月 | 新しい毛が生え始めます |
| 6〜9か月 | 密度が目に見えて出てきます |
| 12〜18か月 | 太さと質感が整い、最終的な仕上がりになります |
1・3・6・12か月のアフターフォローはすべてのパッケージに含まれます。その時期にお写真をお送りいただき、経過についての回答をお返しします。
移植していない既存毛の薄毛は、この施術では止まりません。周囲が進行すると相対的に移植部位だけが目立つことがあります。そのため、診断では移植計画と同時に、既存毛をどう管理するかも話題になります。
よくある質問
サファイアFUEは通常のFUEより優れているのですか。
採取工程は同じで、違いは植え込み用の切開を作る刃にあります。サファイアブレードは金属メスより鋭く薄い刃先を保てるため、切開が小さくなり、密度を詰めやすく、組織への負担が減ります。ただし仕上がりを決めるのは刃ではなく、生え際の設計と1株ごとの角度・方向を揃える手技です。
「サファイア」は宝石のことですか。
ブレードの素材が単結晶コランダム、つまりサファイアであるという意味です。装飾ではなく硬度が理由で、硬いほど鋭く薄い刃先を安定して保てます。
頭を刈る必要がありますか。
サファイアFUEでは通常、ドナー部位と移植部位の両方を刈ります。そのほうが切開の位置と角度を正確に作れるためです。刈りたくない場合はDHIが選択肢になります。
1回で何株まで移植できますか。
ご希望の数ではなく、ドナー部位が目に見えて薄くならずに提供できる範囲で決まります。1日の施術での目安は2,000〜4,500株ですが、確定するのは診断後です。
傷跡は残りますか。
ドナー部位には0.6〜0.8mmの点状の跡が残りますが、周囲の髪が伸びると通常は見えません。頭皮を帯状に切除して線状の傷跡が残る旧来のFUT(ストリップ法)は用いません。
痛みはありますか。
局所麻酔下で行うため、採取も植え込みも痛みは感じません。痛みとして意識されるのは麻酔の注射そのもので、数分で終わります。術後は痛みというより突っ張り感で、お渡しする薬で対応します。
仕事にはいつ戻れますか。
かさぶたが取れる1週間ほどで戻られる方が大半です。デスクワークであれば2〜3日で可能な場合もありますが、見た目に残る期間はご自身の判断材料になります。
費用はいくらですか。
当社のパッケージ制で、術式・滞在・送迎・サポート範囲によって決まります。グラフト単価では計算しません。内訳は費用のページにまとめています。
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- 認可番号 AK-0604(照会可能)
- 渡航前に施設名を書面でご案内
- サファイアFUE・DHI
- 空港送迎・ホテル・移動手配
- 術後1・3・6・12か月のフォローアップ
お問い合わせはコーディネート担当がご自身の言語で対応します。
