Istanbul Hair Center

TREATMENT

自毛植毛

要点自毛植毛とは、薄毛の影響を受けにくい後頭部・側頭部からご自身の毛包を採取し、薄くなった部位へ移植する施術です。現在用いられる術式はサファイアFUEとDHIの2つです。手術は1日で終わり所要6〜8時間、最終的な仕上がりは12〜18か月後に現れます。

基本データ

術式
サファイアFUE · DHI
手術時間
6〜8時間・1日で完了
グラフト数の目安
1回あたり2,000〜4,500株
目標密度
45〜55グラフト/cm²
パンチ径
0.6 〜 0.8 mm
デスクワーク復帰
2〜3日
脱落期
2〜8週目(正常な経過)
最終的な仕上がり
12〜18か月
イスタンブール滞在
3泊

自毛植毛

自毛植毛とは

自毛植毛は、ドナー部位からご自身の毛包を採取し、同一のご本人の薄くなった部位へ外科的に移植する施術です。ご自身の組織を用いる自家移植であるため、拒絶反応の心配や適合性の問題はありません。

この施術が成り立つのは、ドナードミナンス(ドナー優位性)という性質によります。後頭部と側頭部の毛包は、男性型脱毛症の原因であるジヒドロテストステロン(DHT)の影響を受けません。これらの毛包を薄くなった部位へ移すと、その性質を保ったまま数十年にわたり生え続けます。

同時に、これは施術の正直な限界も示しています。植毛は今ある髪を再配分するものであり、髪を新たに生み出すものではありません。すべては使用可能なドナー毛がどれだけあるかにかかっています。だからこそ、どんな宣伝文句よりもドナー部位の診断が重要になります。

頭皮と毛包構造のクローズアップ
頭皮と毛包構造のマクロ画像。毛包は1〜4本の毛が自然な束になって生えており、この束がグラフトと呼ばれるものです。

メリットとデメリット

一方的な宣伝よりも、両面をお伝えするほうがご判断の役に立つと考えています。

できること

  • ご自身の髪を用いるため拒絶反応がなく、移植毛のために薬を飲み続ける必要もありません
  • 移植した毛包はDHT抵抗性を保つため、効果は永続的です
  • 毎月の費用が続くのではなく、一度の施術で完結します
  • 伸び、白髪にもなり、他の髪と同じように切ることができます
  • 密度と生え際の形は偶然ではなく、設計して決めます

できないこと

  • ドナー量に制約されます。進行が非常に進んだ薄毛を全面的に覆うことはできません
  • 移植していない既存毛の進行は止まりません。そちらは別途の管理が必要です
  • 10〜14日ほどは赤みやかさぶたが見た目に残ります
  • 移植毛は2〜8週目にいったん抜けてから生え揃います。不安になりますが正常な経過です
  • 仕上がりの質は機器のブランドではなく、施術チームの手技に大きく左右されます

術式の種類

サファイアFUEとDHI、どちらを選ぶか

どちらの術式も、0.6〜0.8mmのマイクロパンチでグラフトを1株ずつ採取する点は同じです。違いは植え込みの方法にあります。頭皮を帯状に切除して線状の傷跡が残る旧来のFUT(ストリップ法)は用いません。

サファイアFUE

先にスリット(切開)を作ります。ブレードにはステンレスではなく人工サファイアを削り出したものを用います。サファイアの刃はより鋭く、数千回の切開を経てもその鋭さを保つため、スリットが細く均一になります。その後、準備したスリットへグラフトを植え込みます。スリット形成が独立した工程であるため、移植範囲全体にわたって角度・向き・深さを細かく制御できます。広い範囲を均一に、自然に見せられるのはこのためです。

DHI(ダイレクト法)

Choi式インプランターペンが、スリット形成と植え込みを一度の動作で行います。グラフトが体外にある時間が短く、あらかじめスリットを作る必要がないため、既存毛を傷つけずにその間へ植え込むことができます。このため、前頭部の生え際や、まだ既存毛が残っている部位の増毛にはDHIが適しています。

DHI法によるインプランターペンを用いたグラフトの植え込み
植毛前の無菌環境でのグラフト準備

左:Choi式インプランターペンで生え際にグラフトを植え込んでいるところ。右:植え込み前、無菌環境でグラフトを選別し保存液に浸しているところ。

サファイアFUEとDHIの比較
サファイアFUEDHI
採取マイクロパンチ 0.6〜0.8mmマイクロパンチ 0.6〜0.8mm
スリット形成独立した工程・サファイアブレード植え込みと同時
植え込み事前に作ったスリットへChoi式インプランターペン
体外にある時間長い短い
スリット形状細く均一なスリット状円形・針状
1回あたりの株数多い — 広範囲に向く少ない — 1株あたりは時間がかかる
適した部位頭頂部・広範囲の被覆生え際・既存毛の間の増毛
剃毛通常は全剃りが必要ノンシェーブンで行える場合が多い

流れ

当日までと当日の流れ

最初のご相談から最終確認まで、全体としては12〜18か月にわたりますが、イスタンブールで過ごすのはそのうち3日間だけです。まとまった休暇を取りにくい方でも、最短3日のお休みがあれば渡航が可能です。

  1. 01渡航前

    無料診断

    頭頂部・前・横・後ろから撮影したお写真をお送りください。ドナー量、薄毛の進行パターン、推定グラフト数を算出し、提携医療機関の医師が適応の可否を確認します。

  2. 021日目

    到着とデザイン

    空港からの送迎とホテルチェックイン。血液検査を行います。生え際はお顔の比率とご年齢に合わせてご本人の頭に直接描き、鏡でご確認いただき納得されるまで次に進みません。

  3. 032日目 午前

    採取

    ドナー部位からマイクロパンチで1株ずつ採取し、選別のうえ冷却した保存液で管理します。1か所が目立って薄くならないよう、採取はドナー部位全体に意図的に分散させます。

  4. 042日目 午後

    植え込み

    周囲の髪の自然な生える向きと角度に沿って植え込みます。前縁には1本毛のグラフトを配置して柔らかな生え際をつくり、その後方に3〜4本毛のグラフトを配置して密度を出します。

  5. 053日目

    初回洗髪と帰国

    ご自宅で正しく再現できるよう初回の洗髪を実演します。アフターケア用品と書面の説明書をお渡しし、空港までお送りします。

  6. 061〜18か月

    経過観察

    1・3・6・12か月目に日本語で経過を確認します。移植毛は2〜8週目に抜け、3か月目から生え始め、12〜18か月で最終的な密度になります。

植毛後の移植部位のクローズアップ
植え込み後の移植部位。拡大部分でグラフトの間隔と生える角度が確認できます。

周囲への配慮

職場に知られたくない方へ

日本の患者さまから最も多くいただくご相談が、「休みを長く取れない」「周囲に気づかれたくない」という2点です。術式の選び方でどこまで対応できるか、正直にお伝えします。

目立ちにくくするためにできること

  • DHIはノンシェーブン(剃らない方法)で行える場合が多く、移植部位を刈り上げずに済みます
  • ドナー部位のみの部分剃毛にとどめ、上から髪を被せて隠す方法も選べます
  • デスクワークであれば2〜3日で復帰される方がほとんどです
  • 経過観察のご連絡は日本語で行うため、帰国後に英語でやり取りする必要はありません

正直にお伝えしておくべきこと

  • ノンシェーブンは1回に移植できる株数が限られます。広範囲を一度に行うには向きません
  • 赤みとかさぶたは10〜14日ほど続きます。完全に無症状で当日から人前に出られるわけではありません
  • 帽子は10日間使えません。隠す手段としては使えないとお考えください
  • ノンシェーブンは手技に時間がかかるため、術式の選択は仕上がりとの兼ね合いで決めるべきです

適応

どのような方に適しているか

植毛をご希望の方すべてに適応があるわけではありません。そうでないと言うクリニックは、誠実ではありません。事前診断は、この点を正直にお答えするためにあります。

適応となることが多い場合

  • 薄毛の進行が落ち着いている方(多くは20代半ば以降)
  • 後頭部・側頭部のドナー部位に十分な密度がある方
  • 男性型脱毛症(AGA)— 大半のケースがこれにあたります
  • 瘢痕・熱傷・過去の手術による、範囲の限られた脱毛
  • 被覆範囲と期間について現実的な見通しをお持ちの方

経過を見るか再検討をおすすめする場合

  • 20代前半で進行が速く、パターンが定まっていない場合
  • 被覆したい範囲に対してドナー密度が不足している場合
  • 未治療の円形脱毛症、または頭皮に活動性の疾患がある場合
  • コントロールされていない糖尿病や出血傾向がある場合(管理がつくまで)
  • 50代で10代の生え際をご希望の場合 — デザインは今のお顔に合わせる必要があります

ご年齢そのものが決め手になることはまれです。全身の健康状態が許すかぎり上限はありません。下限は年齢というより進行の安定性の問題です。進行が速い時期に植毛すると、後退する生え際を追いかける形になり、必要以上に早く2回目が必要になります。

回復

回復のスケジュール

回復の経過は予測が立ちます。とくに脱落期は、事前に知らされていないと強い不安につながるため、スケジュールを先にお伝えしています。

週ごとの経過
時期起きることしていただくこと
1〜3日目赤みと腫れ、小さなかさぶたができます半座位で就寝。実演どおりに初回の洗髪
4〜10日目かさぶたが緩んで落ちていきます毎日やさしく洗髪。掻いたり剥がしたりしない
10〜14日目移植部位がほぼ通常の見た目に戻ります多くの方が人前での活動を再開されます
2〜8週目移植毛が抜けます — 予定どおりの経過で、失敗ではありません対処は不要。毛包は残っています
3〜5か月発毛が始まります。最初は細くまばらです3か月目の経過確認
6〜9か月毛が太くなり、密度が見た目にわかるようになります6か月目の経過確認
12〜18か月密度・毛質・生え際が最終的な状態に落ち着きます12か月目の最終確認

最初の2週間で気をつけること

  • 10日間は帽子・ヘルメットなど、移植部位に擦れるものを避けてください
  • 1か月はプール・海・サウナをお控えください
  • 2週間は運動と重い物の持ち上げをお控えください(発汗と血圧の両方が影響します)
  • 1か月は頭皮への直射日光を避けてください。移植部位には日焼け止めではなく日陰を
  • 1週間は飲酒を控え、喫煙は可能なかぎり長く控えてください。血流が定着を左右します

サポート内容

コーディネートに含まれるもの

費用の内訳は、渡航前に書面でお示しします。現地で追加請求が発生することはありません。

渡航前の無料診断

お写真の確認、ドナー量と推定グラフト数の算出。提携医療機関の医師が適応を確認します。

送迎と宿泊

空港でのお出迎え、滞在中の専用車での送迎、提携ホテルに3泊。

日本語でのコーディネート

日本語を話すコーディネーターが手術当日に付き添い、帰国後も連絡が取れる体制を保ちます。

アフターケアと経過観察

ケア用品、書面の説明書、初回洗髪の実演、および1・3・6・12か月目の経過確認。

植毛施術が行われる提携医療機関
植毛施術が行われる提携医療機関
空港送迎および市内移動サービス

提携医療機関の手術室と受付、そして空港・ホテル・医療機関を結ぶ送迎サービス。

理由

なぜトルコで受ける方が多いのか

トルコは世界のどの国よりも多くの自毛植毛が行われている国です。その理由は宣伝によるものではなく、構造的なものです。

約3分の1世界の自毛植毛のうちトルコで行われる割合
25年イスタンブール・ヘアセンターが2000年から施術をコーディネート
10言語患者コーディネートの対応言語

症例数が技術を育てる

自毛植毛は手作業の技術です。1回の手術で、スリット1つ1つの角度とグラフト1株ずつの扱いを、人の手が数千回判断します。イスタンブールのチームはこの手術を継続的に行っており、その反復が仕上がりに表れます。どの診療科でも、症例数の多い施設が時折しか行わない施設を上回るのと同じ理由です。

医療ツーリズムの制度的な枠組み

トルコの国際医療ツーリズムは保健省による認可制度のもとで運営されています。仲介機関と提携する医療機関は認可を受け、監査の対象となります。認可証の提示を求めるのは当然の質問であり、正規の事業者であれば必ず開示します。

費用が抑えられる理由

日本や西欧との価格差は大きく、その理由は品質を削っているからではありません。人件費・施設費・生活費が絶対額として低く、為替が渡航する側に有利に働き、症例数の多さが固定費を薄く分散させます。比較すべきなのは、グラフト数・術式・宿泊・送迎・通訳・アフターケア・経過観察のどこまでが含まれているかです。その内訳を伴わない総額だけの数字は、何とも比較できません。

海外で受けることの正直なデメリット

  • 品質の差が非常に大きい。同じ都市に優れたチームと、避けるべきクリニックが併存しています。市場の大きさは強みであると同時にリスクでもあります。
  • 細かい希望が伝わりにくい。生え際の相談は、ご自身の顔についての対話です。慌ただしい通訳を介した場合、技術的には正しくてもデザインが違う、という結果になりえます。
  • 経過観察は遠隔になる。回復の大半は帰国後に進みます。経過観察が実際にどう行われるのか、何語で、いつまで続くのかを必ずご確認ください。
  • グラフト数の水増しにご注意ください。ドナー部位が供給できる量を大きく超える株数の提示は、計画ではなく営業手法です。

よくある質問

自毛植毛の所要時間はどのくらいですか

1回の手術はグラフト数に応じて6〜8時間、1日で完了します。イスタンブールでの滞在は合計3泊をご予定ください。到着とデザイン、手術、初回洗髪と帰国という流れになります。

何グラフトくらい必要になりますか

多くの場合2,000〜4,500グラフトの範囲に収まります。株数は移植する範囲と、より重要な点として、ドナー部位が目立って薄くならずにどれだけ供給できるかで決まります。ドナー部位を見ないうちに出された数字は推測にすぎません。

仕上がりは自然に見えますか

自然さはグラフト数ではなく、生え際のデザインと1株ごとの生える角度から生まれます。前縁には1本毛、その後方に複数毛のグラフトを、既存の毛流に沿って配置します。ご年齢とお顔の比率に合った生え際を引けるかどうかが、良い仕上がりと不自然な仕上がりの分かれ目です。

移植した髪は一生残りますか

後頭部・側頭部から採取した毛包は、移植後もDHT抵抗性を保つため、数十年にわたり生え続けます。一方、移植していない既存毛は今後も薄くなる可能性があるため、進行の管理は別途必要です。

移植した髪はいつから生えてきますか

まず2〜8週目に抜けます。これは予定どおりの経過で、グラフトが定着しなかったわけではありません。3か月目頃から発毛が始まり、6か月目から密度がわかるようになり、12〜18か月で最終的な仕上がりになります。

2回目の手術は必要になりますか

多くの方は1回で完了します。範囲が広い場合、ドナー量の関係で1回にできる量が限られた場合、または移植部位の周囲で既存毛の進行が続く場合には2回目を検討します。2回目の可能性が高いのであれば、1回目の前にお伝えすべきことです。

年齢制限はありますか

全身の健康状態が許すかぎり上限はありません。下限は年齢というより進行の安定性の問題です。20代前半で進行が速い場合、動いているパターンに植毛すると、必要以上に早く2回目が必要になるのが通例です。

以前に植毛を受けていても可能ですか

ドナー部位に余力が残っていれば可能な場合が多くあります。過去の施術は計画を変えます。既存のグラフト、傷跡、以前の生え際をすべて踏まえる必要がありますので、前回の時期と術式を診断の段階でお知らせください。

髪を剃る必要がありますか

広範囲にサファイアFUEを行う場合は通常必要です。DHIはノンシェーブン、またはドナー部位のみの剃毛で行える場合が多く、見た目のダウンタイムを取りにくい方によく選ばれています。

費用は何によって変わりますか

グラフト数、術式、そしてどこまでが含まれるか(宿泊・送迎・通訳・アフターケア・経過観察)によって変わります。総額の数字より、含まれる内容をご比較ください。お写真をお送りいただければ、幅ではなく具体的な金額をお伝えします。

日本語だけでも大丈夫ですか

日本語を話すコーディネーターが手術当日に付き添い、帰国後の経過観察も日本語で行います。医師との会話はコーディネーターが通訳します。

休みは何日必要ですか

最短3日間の滞在で渡航が可能です。デスクワークであれば帰国後2〜3日で復帰される方がほとんどですが、赤みとかさぶたは10〜14日ほど残る点はご承知おきください。

無料診断のお申し込み

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